会津
「会津」のシンボル的存在と言えば、やはり「鶴ヶ城」と「白虎隊」でしょう。
提灯にもそれぞれが描かれています。
「鶴ヶ城」は、福島県会津若松市の名所で、地元以外の人からは「会津若松城」として呼ばれる事が多いお城です。
「鶴ヶ城」の、白い城壁に赤い瓦というスタイルは珍しく、赤瓦を使ったお城は、日本では鶴ヶ城のみだそうです。
戊辰戦争の舞台となり、難攻不落の名城とうたわれた「鶴ヶ城」は、昭和40年に再建されたもので、大河ドラマ「八重の桜」で一段と有名になったお城です。
今では、春に1000本もの桜が咲き誇る桜の名所としても人気の観光スポットとなっています。
一方、「白虎隊」と言えば、会津戦争で自刃により悲劇の最後を遂げたことはあまりにも有名です。
「白虎隊」は、会津藩で新政府軍との戦いに備えて結成され、16~17歳の武家出身の男子340人から成る組織でした。
「白虎隊」の由来となっている「白虎」とは、中国古来より守護神として伝わる架空の動物で、幕府を守ろうとする会津藩の心情が伝わってくる命名です。
しかし、実際の「白虎隊」の装備は新政府軍に著しく劣り、火縄銃よりマシというレベルのものでした。
予備隊として編成され、城下の防衛にあたっていた「白虎隊」でしたが、戦況は劣勢を極め、やがて戦場に白虎隊を投入することになりました。
状況は好転することなく、「白虎隊」は飯盛山に逃げ落ち、飯盛山から見えた城下の火災を鶴ヶ城の天守が燃えたと勘違いして、絶望し、「白虎隊」の自刃という最後に繋がっていくのです。
「鶴ヶ城」へのアクセスは、
JR「会津若松駅」から「会津バス」(周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」)で「鶴ヶ城入り口」下車、徒歩5分。
JR「会津若松駅」から「会津バス」(周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」)で「鶴ヶ城入り口」下車、徒歩5分。